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 やっと桜の季節です。

種蒔き

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 まいど遅ればせながら春の種蒔きをしました。
 大根、人参、菜っ葉などなど。

岡崎オウハン

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 中雛の導入。また岡崎オウハンを入れました。今度はヒナの時は少し詰めて入れてます。部屋を能率的に使いたいのですが、うまくいくかなあ。。。

田んぼの畦きり

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 今年も田んぼの始まりです。畦をスコップで切っていって、代掻きの時に土を練ってもう一度塗り直します。 今年は頼んでしてもらいました。

昼の休憩

暖かくなって来たので、外でピクニック気分
 たまにはこんなこともないと・・・
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「ひよこ」No.248号より

 ようやく春本番でしょうか。

 水仙がやっと咲いてきました。ツクシも一杯出ています。桜がようやく咲き始めました。今は梅が満開。
 今年は1週間くらい遅い感じですね。今年はいろんな作物はどうなるのでしょうか。

 鶏たちも犬たちも、暖かくなって気持ちよさそうです。4匹の番犬は、思いっきり寝そべって日向ぼっこ。寒い中を耐えてきたからね。幸せそう・・・。

 鶏もよく卵を産んでくれます。ようやく青い菜っ葉が出てきたので、黄身の色も濃くなって来たのではないでしょうか。白菜の菜の花、畑の草、やっと春の草が出てきました。

 桜・こぶしが咲いて、やがて新緑の黄緑へ。また、いい季節になって来ます。
 山の空気を吸いにせび遊びに来てください。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 先日、うちの卵に初めて出会った若い女性と話をしていて、一般の卵の黄身の色は着色されている話、輸入トウモロコシは船積みの時に殺虫剤を直接ぶっかける話、醤油も安い物は添加物で醤油に似せて作られただけのものとか、コンビニ弁当は見かけはいいけど栄養は抜け落ちている話とか、ダシの素を使ってあとリポビタンを飲んでアミノ酸を取るよりジャコと昆布でダシをとる方がよほど良質なたんぱく質が多量に取れてしかもおいしいという話、そして、TPPで輸入品が増えるのはホントに怖いことだとか・・・、そんな話をついいろいろとしてしまいました。そんな話初めてだったようで、感心して聞かれるのでこちらもつい話し込んでしまったのですが、ホントに何も知らない、知らされていないですね。

 あとで出てくるデパ地下弁当の話もそうですが、おいしい、みんな食べてる、きれい・・・、そんな市販のお弁当、おかず、インスタント食品。これで体をこわしているということを、こんなに知らせなくていいものか、ホント考えてしまいます。

 放射能ももちろん怖い。けど、リスクは同じなように思います。だから、現実に多くの方はガンになり、いろんな現代病になっているのではないでしょうか。

 食費を減らす、輸入品で安くする、そうした結果、医療費が増える。・・・私達は一体なにをやっているのでしょう・・・。

ミツマタ

裏山に犬の散歩に出かけると、ミツマタの花が咲いています。昔、和紙の原料になるからと山に植えられたようです。
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これは、『天一神』といって隣保のお社です。百年ほど前?に疫病がはやったときに建てられたそうで、10数年前に隣保のみんなで建て替えました。

快晴です 三の丸

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 早、4月ですね。
 3月後半は寒い日が多かったです。早く春になってほしいです。

 今朝は快晴です。
 右上の山の上にはまだ雪が残っています。
 今日は暖かくなるのかな???

「ひよこ」247号より

 啓蟄も過ぎました。10日にはフキノトウを始めて見ました。もう雪は山の斜面に少し残るくらいですっかり消えました。

 日が長くなりました。夕方6時を過ぎてもまだ明るいです。オオイヌノフグリなどの花が咲いてきました。こけていた玉ねぎの苗が起き上がってきました。小松菜の葉も元気を取り戻して立ってきました。

 春になってきましたね。

 3月ってやっぱりそういう月ですね。2月が何で日が少ないのかの理由で、エジプトで暦を作るとき、3月から月は数えはじめ、31日と30日を交互にくり返して、最後の残りを2月で調整したと聞いたことがあります。エジプトでもやっぱり3月から農作業をはじめ何でも始まっていったのですね。

 ・・・・・ と思っていたら、ナント12日は一面の雪景色。兵庫県でもこの宍粟市にだけ大雪警報が出ているではありませんか。朝の積雪は20cmくらいでした。やはり、簡単には春にはなってくれませんね


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 震災復興にしても、ガレキ処理の問題にしても、とにかく、原発事故さえなければ、いや、原発さえなければ・・、に突き当たります。

 それだけ、危険な物を科学は作ってしまったのですね。私達は安易にそれを受け入れてきてしまったのですね。私達があまり考えようとしてこなかった間に、日本には54基もこんな原発ができていました。そして、今は新興国にもどんどん広がって行こうとしています。やはり、原子力は人が扱うようなものではなかったのだと思います。

 そして、原子力だけではないと思います。遺伝子組み換え、農薬、添加物・・みんな原子力同様、本当は危険なものなのだと思います。もっと勉強しなくてはと思います。 

 震災から1年、まだ何も解決していない現実の中で強く生きる被災地の人々。最近テレビなどでよく報道されていますが、言葉が出ないです。私達は遠く離れて、やっぱり私達の日常の中にこの震災がほとんど入ってないことをあらためて思い知る最近です。

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『愛川欽也パックインジャーナル』CS朝日ニュースター

 CS放送の有料番組の一つです。

 大企業がスポンサーについていないので、自由にものが言える数少ない番組です。反原発も普通の放送局では、なかなか言えません。それは、電力会社が様々に日本の大企業ににらみをきかせているからです。だから原発に反対を言う芸能人はみんなはじかれてしまいます。

 そんな中で、この番組はスポンサーがほとんどありません。だから、自由に真実を語り合ってます。「
ここまで言っていいの?」とこちらが心配することも。

 それと、もう一ついいことは、それを難しい言葉ではなく、キンキンがわかりやすく言ってくれることです。

 ニュースに関心のある方、一度見てみて下さい。ところが、残念ながら、この3月一杯でこの局が朝日放送系列に売却され4月からはインターネットテレビで放送されるようです。たぶん何か圧力がかかったのではないかと思いますが、とにかくインターネットで続けられることになりました。本当は、こういう番組が普通の局で見れるようにならないとダメだと思います。


 最近の放送の中から少し紹介

12.2.25. 小出裕章氏(京大原子炉実験所助教) が出演。 

 ~以下、小出氏の言葉から

○原子力は生物にとってとんでもない猛毒。10万年は猛毒が続く。子供・孫・子供・孫・・と永遠に負担を押しつけ続けるも。原子力発電はその猛毒を作り続けるもの。

○即刻全原発をやめても、電気は全く不足しない。今ある火力・水力発電を十分に動かせば全く不足しない。節電も必要ない。(節電はすべきだが)

○石油代にカネがかかる というが、そんなものは、今回の原発事故の補償費用に比べれば、微々たるもの。

○法律に基づいて今回の被災者をちゃんと救済するならば、東電は何度潰れても足りない。日本の国のすべてを使っても補償費用に足りない。

○法律で、一般人は1ミリシーベルト以上の被曝は認められていない。しかし、今、福島では20ミリシーベルト以上の地域でないと非難させていない。それ以下(1~20の地域)は見捨てられている。被曝を強いられている。

○たかが電気のために、とんでもない猛毒を作り出し使うことをしてはならない。即刻全原発をストップすべき。

○今まで40年間言い続けてきたが、ずっと負け続けてきた。この先に対しても私はあまり楽観はしていない。

○今また猛烈な巻き返しが起こっている。政府も40年は使っていい。と言い出した。原子力利用で儲ける仕組みができてしまっている。それはそう簡単には潰れない。

○それと、原子力発電等の平和利用というが、それは、間違いなく核兵器と直結しているもの。核兵器を直接持たなくても潜在能力、いつでも作れる能力を持つということに直結している。今までの原発推進の後ろには必ずこのことがあった。

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 ちょっと前ですが、11年12月9日朝日新聞

インタビュー『倉本聰・北の国からTPPを考える』
                から要約・抜粋

 「土に触れたことのない人たちの議論が続いているように思います。農業を知らない東京目線の思考。」

 「例えば、農産物でいえば環太平洋のどこかからいつでも持ってこられる、という考え方でしょう。でも本当にそうなのかなあ。石油もいずれなくなる。なくなれば輸送できない。なくなった時にまた作ろう、なんて簡単に土作りはできない。私達も10年かかってようやくミミズのいる畑ができた。」

 「農林漁業は統御できない自然を相手にするところから始まっている。工業はすべてを統御できるという考え方に立っている。この違いはでかい。統御できるもので勝負して統御できないものは切り捨てる。それがTPPの最大の問題点。」

 「自分の力が及ばない自然を相手にすると人間は変わります。畏敬の念が生まれる。自然を統御できるなんて思い上がりですよ。なぜ経済ってこんなに偉くなっちゃったんですかね。日本は確かに経済大国になった。でも、日本というスーパーカーに付け忘れた装置が二つある。ブレーキとバックギア。みんながブレーキをかけることを忘れ、バックは絶対しないと考えている。前年比プラス、前年比プラスとひたすらゴールのないマラソンを突き進んでいる。」

 「日本は小国でもいいから尊敬される国を目指すべきじゃないですか。」

昨日はまた雪 今朝は晴れ

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 やっぱり、簡単には春になりません。昨日は一日雪でした。積雪20cmくらい。
 でも、今日は晴れそうです。一気に雪もとけるでしょう。

やっと春??!!!!!

ジン と 三の丸 鶏舎にて
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花が咲いてきました
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肉鶏 ちょうど100日令
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採卵鶏のヒナ こちらは106日令 大きさが全然違います。
 エサをくれ~ と寄ってきてます。
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エサをやると一目散に食べ始め
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 今日は暖かいです。三の丸にはまだ雪が残ります。
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 今日から3月。そう聞くだけでうれしくなってきますね。やっと春だ~~。

『雨水』  晴れてきました

8:30
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寒いですが、晴れてきました。
昨日は『雨水』 雪が雨に変わる季節。 少しずつ春が近づいて来てるのでしょう。
確かに、日の入りは遅くなりました。午後6時を過ぎてもまだ明るいです。
寒さももう少し!!!


8:53には
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今朝の最低気温はマイナス10℃くらいだったようです。

げんまい

鶏舎の番犬のひとり、「げんまい」

 網を破って鶏の部屋の中に。 「オイオイ、いくら外が寒いとは言え・・・」

 中の方が寒くなくていいのでしょう。この子は、とにかく中に入りたがる子で、中にいるとご機嫌です。
 鶏がいても関係なし。襲ったりもしないし。でも鶏の方はムッチャ迷惑なんですが。幸い、今はこの部屋は空いているのでいいですが。

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人のつながり、命のつながりでつくる農業でTPPに対抗    ~~若者よ、田舎から日本を作り直そう~~

長文ですが、野菜生産組合定例会案内に添えた文です。良かったら読んでください。

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  人のつながり、命のつながりでつくる農業でTPPに対抗

~~夢だけど言ってみたい「若者よ、田舎から日本を作り直そう」~~


                
 時代は本当に大変な状況に進んでいるように思えてなりません。

 あれだけの原発事故を起こしながら、ほとぼりが冷めると、またもとのように原発を進めようとする勢力。

 「社会保障と一体」という目くらましの言葉で実態をごまかして、どうでも実現しようとする一般大衆からの大増税・消費税。

 足もとを見ると、とにかく若者の流出。ほとんどの若者が出て行ってしまう。今や、公務員、役場に勤める者でさえ山崎はもとより、宍粟市外に家を建てる状況。

 後継者がなく、夢を持てず元気が出てこない田舎の現実。

 野菜生産組合もまさにほとんどがそういう状況ではないかと思います。


 どこかで止めないと、どこかで国民が気づかないと、ますます、間違った方向に進んでしまいそうです。

 テレビのスポンサーに名を連ねる大企業、そして、官僚、そのバックのアメリカの大資本、それに取り込まれたテレビ・新聞等マスコミ、そして政治家。

 今やNHKでさえ、いやNHKを筆頭に、マスコミはそのような者達に都合のいい情報をくり返し流し続け、一般庶民に真実を知らせず、誘導し続けているように思えてなりません。

 
 一般庶民、都市も田舎も不景気にあえいでいますが、大企業はこの10年で内部留保を100兆円増やして今や250兆円保有しているそうです。パナソニック、ソニーなど大手家電メーカーが軒並み赤字決算を出しても、それでも株価が下がらないのは、まだまだ大丈夫だ、金は持っていると、分かっている人たちは分かっているからです。

 今、年間所得5000万円以上の人は最低でも5万人いるそうです。億万長者はこの10年で3倍に。日本人の個人金融資産の合計は1400兆円といいます。4人家族とすると、1世帯平均4666万円!!!

 なぜでしょうか。それは、大企業、高額所得者の税金がこの20年あまりで、大減税されたためです。高額所得者の税率は、1989年までは70%でしたが、今は40%。法人税は同年43%が今は30%。税による所得の再配分機能がなくなってしまったのです。

 官僚も天下り、わたりを続けて、退職金総額3億円の人もいる。みんな税金です。

 「天下り・わたりをなくす」と言って衆議院選挙を勝った民主党・野田総理、今は全くそのことは言わなくなりました。

 このようなことは、マスコミではほとんど報道されません。言われるのは、「このままでは年金は破綻する」ばかり。当たり前です。他に使うだけ使って、それで年金に回す金がないだけです。納めてもらうべきところから納めてもらってないからないのです。



 田舎の衰退を憂えるとき、もうこの日本国全体のゆがんだ構造をどうにかしないかぎり、個々の田舎の頑張りだけではもうどうにもならないところまで来ていると思います。社会保障のみならず、田舎に回って来るお金がありません。公共事業にしろ、農家の直接所得補償にせよ、様々な補助事業にせよ、この富の格差をどうにかしないかぎり、田舎も都市も元気を取り戻すことは難しいのではと思います。

 今、消費税が上がれば、私達野菜生産組合にとっても非常にきびしくなって来ます。なぜならば、私達の作る農産物は安売りでは近郊農家に負けます。千種でこそ作ることのできる安全と美味しさで他よりも高く売って遠い不利な条件を克服するしかありません。しかし、消費税が上がれば、そんな余裕のある人はほんとにいなくなってしまいます。


 そして、TPPです。

 「現代農業」という雑誌の今月号の中に、こう書いてありました。

・・・ 全国の農産物直売所数は16,816カ所、年間総販売金額は8,767億円。まだどんどん伸びる、1兆円に迫る勢い。一方、内閣府はTPPに参加した場合、GDPを10年間で2.7兆円押し上げる効果があると政府見解を示した。10年間で2.7兆円とは、年間わずか2700億円。

 そして、TPPによるものは外需による利益。地域を犠牲にして大企業だけの利益。片や、直売所はまさしく内需。地域を豊かにする利益。・・・

 これも、一体誰のためのTPPなのかということです。



 こうした国の動きを語らずに、もう田舎の再興は語れないのではと思います。

 大きな話のようですが、何らかの形で、今の国の政治を考える動きを、それぞれの地域で始めていかなければならないのではないかと思います。大きな話のようですが、日本中のそれぞれの地域でそれが始まれば、国は変わっていくのではと思いますし、それしか方法はないような気がします。


 そして、それと同時に、今できることをやはり田舎は田舎で、千種は千種で始めていかなければいけないのではとも思います。思うのですが、さて何をどうすればいいのか???


 何とか若者たちを農業や林業で呼ぶことはできないでしょうか。やっぱり、千種は、田舎は、農業・林業がなくなってしまえば町自体が成り立たないと思います。


 夢のようですが、何とか、若者たちに田舎にやってきてもらいたい。やっぱり、若い人達がいないと夢は語れません。希望が持てません。やる気が出てきません。今、ほとんどすべての田舎の子供達が出て行ってしまっている状況の中で、少しでもいい、田舎に住み着いてくれる若者たちが作れないだろうか。専業でなくてもいい。農林業に根ざした暮らしをする若者たちを作ることはできないものか。

 行き詰まった都会暮らしの中で、人間らしい暮らし、大自然の中で、自然の息吹を感じながら、大欲を出さず足を知り、人としてまっとうな生き方をしていく。そんな生き方を求める若者たちはきっといるはずです。そんな人たちが集まってくる方法ないだろうか。そんなことをふと考えてしまいます。

 TPPや消費税、これらは、「カネ」でしかものを考えない者達の考えること。経済効率最優先、個人がバラバラで頼るのはカネだけの世界。その物差しで考えるならば、田舎は成り立ちません。そうじゃない、「人のつながり、命のつながり、そして、そこから生まれる喜びのある暮らし」これがTPPに対抗する道であり、田舎復活・日本再興の道だと思います。


 そこで、例えば新規就農を希望する者には、いろんな物を融通していく。家、倉庫、機械、道具、・・・。売り先もみんなで共同で作っていく。そういう地域内のつながり。「ある物は出す。持てる者は出す。」物を出せる者は物を、カネを出せる者は金を、知恵を出せる者は知恵を、力を出せる者は力を。そうして若者たちを受け入れる。これは、カネで作る農業ではなく、人のつながりで作る農業です。作った物の売り先がいる。それならば、みんなで共同の売り場を探す。あるいは、直売所やネットを通じて、直接購入してくれる顧客を作っていく。千種出身者に声かけをどんどんしていく。

 政府や財界は、儲かる農業、強い農業を目指せと言います。輸出できるような農業をと。しかし、これは、どこまでも世の中をカネで考える生き方です。そんなことができるはずもないし、我々が目指すべきはそんな農業ではないはず。外国人労働者を呼んできて安く働かせて成功するような、そんな地域が崩壊するような農業ではないはず。地域を支え、地域に支えられるような農業。消費者としっかりつながった、お互いの健康と暮らしを支え合う関係。人のつながり、命のつながり、それが作る喜びを日々感じることのできる暮らし、そんな農業のはずです。


 田舎は田舎だけではぜったいに成り立ちません。(都会も同じですが。) 食料に関して言えば、「田舎の者は都市住民の健康に責任が持てる食料を責任を持って生産する。都市住民はその田舎の者達の生活を支える」この関係がなかったら田舎は成り立たないと思います。(それなしでは山にこもっての自給自足です。) この信頼関係、この人と人のつながりで成り立つ農業こそがTPPに対抗する道であり、私達の目指す農業なのだと思います。そして、それは、農業だけにとどまらず、今のズタズタにされた世の中を作りかえることのできる道なのだと思います。「人の道に外れてでも生産性を上げて外国にも売る」そんな農業ではないはずです。

 新規就農者だけでなく、私達のこれからの道としても、これしかないと思います。このような信頼関係を持てる消費者を作っていくしか私達の生き残る道はないと思います。

 このことを都市住民に訴えていくしかありません。語りかけていくしかありません。そして、理解してくれる人をひとりでも二人でも作っていくしか方法はないのだと思います。


 でも、どんどんと給料を減らされてきた都市の人達は、そんなことを考える余裕がなくなり、とにかく少しでも安い物をと考えるようになって来ています。これはとても危険なことのように思います。


 話が少し横道にそれますが、私はこう思います。

 都会の人達を低賃金長時間労働に追い込んでいる者達も、田舎から農業を奪おうとしている者達も、実は同じ者達なんです。ざっくり言ってしまえば、自分たちの利益しか考えない大企業・財界であり、外国資本であり、それに群がる者達なんだと思います。

 実は、その者達は、都会と田舎がいがみ合ってくれていた方がいいと思っています。「田舎は補助金ばっかりもらってずるい」「都市の者は安く安く買いたたく」そんな風にお互い、いがみ合ってくれている方が自分たちは安泰なのです。怖いのは手を結ばれて自分たちに立ち向かって来られることです。そうさせまいとマスコミは必死に両者のねたみを誘うようなことばかりを宣伝しているのではないでしょうか。『農家はサボってきた、補助金に頼ってばかり、規模拡大の努力をしてこなかった。・・・』

 真実はそうではないはずです。努力をしても規模拡大を試みても、どうにも農業だけで食べていけないから、他に稼ぎに行って、休日は休まず、草刈り、農作業をしてきたのです。

 ですから、こうしてバラバラにされている都市と農村、生産者と消費者の間を、もう一度、しっかりとむすんで行くことをしなければならないのだと思います。それしか、私達が生き残る道はないと私は思います。

 そうやって、理解してくれる人、連携してくれる人を、一人でも作っていくしか道はありません。どのみち、都会の人達の理解がなければ田舎は崩壊していくのですから。

 しかし、田舎の崩壊は都市住民にとっても、決して人ごとではないはずです。本来は自分たちの問題のはずなのです。だから、情報をきちんと伝えれば必ず都市の人たちは理解してくれるのではと思うし、そう思いたいです。

 そうやって、ゆがんだ宣伝に負けないだけの情報をしっかりと流し、共有し、ともに手をつないで、私達の物を買ってくれる人、買うことによって私達を支援し、千種町を支援してくれる人たちをみんなで作っていくしか方法がないように思います。

 くり返しになりますが、「田舎の者は都市住民の食料・木材・エネルギーを支える、都市はその田舎の人達の暮らしを支える」この関係がなければ決して田舎は成り立ちません。しかし今、その「食料・木材・エネルギー」すべてが外国からでいいとなって来ているわけで、これでは田舎が成り立つはずはないです。しかし、こんなことが続くはずがない。食料を外国にゆだねて国が成り立つはずがない。エネルギーも本来は同じなはずです。



 まあ、そんな夢のようなことを考えて、何とか若者が千種に根付くような奇跡が起こらないものかと夢想しています。「こんな世の中ではだめだ、もっと人間らしい暮らしがしたい」そう思う若者はきっといるのではと。。。
 

 夢の続きで、もうひとつ、田舎の可能性として、最近、にわかに、『エネルギー』が出てきたのではないでしょうか。

 小水力発電、太陽光発電、地熱発電、風力発電・・・。特に千種町などでは、小水力や風力でしょうか。そして、熱源としての間伐材やバイオマス。東北などでは、これで公共施設に熱供給しているそうです。

 電力・エネルギーが自給できるようになれば、何も千種から出て行く必要はありません。逆に、人の流れが海岸から奥地へとなっていくでしょう。

 これは、これからの田舎の大きな可能性であることは間違いないと思います。そのためには、いろいろと国の仕組みを変えなければなりません。マフィアと呼ばれる原子力村の解体も必要です。

 こうして、「食料・木材・エネルギー」の基地となり得るならば、田舎は逆に非常に可能性のあるところになって来るのです。人々の既成の考え方を変え、政治を変え、国の仕組みを変えることでこれはできることなのです。大きなことのようですが、とても夢のあることです。

 こんな夢を追っていれば若者たちは集まってくるのではないでしょうか。

 十分推敲せずに、誤解を生むような文もあったかと思います。まだまだ意を尽くしませんが、一つの意見として読んで頂ければ幸いです。

 また、他にも活性化する方法はあるかも知れません。皆さんで今後いろいろと話を盛り上げていただければ素晴らしいです。


 何事も、思うようにいきませんが、そんなことを思いつつ、また今年も皆さんといっしょに力を合わせて、できることからやっていきたいと思います。

 そして、少しでも、半歩でも、夢を持つことに進んでいければ、せめて気持ちだけでも夢を追い続けることを忘れてはいけないと思っています。ついつい、日々の忙しさ、そして、現実の夢のなさ、ニュースの圧力の中で、めげてあきらめてしまいがちなのですが。

 皆さん、よろしくお願いいたします。


 とにかく、千種の農産物は良質で美味しいです。皆さんの作る農作物はどこよりも安全で美味しいものなのです。千種ってそんな地域なのです。それを励みに頑張りましょう。


                                  2012. 2. 10 
                                   今井和夫

ぼたん雪 肉鶏 「ひよこ」246号より

「ひよこ」246号より

 立春も過ぎましたが、やはり、今一番の寒さでしょうか。凍てつく空気が身に沁みます。

 鶏達の飲み水は樋のようなもので、山の水をずっとかけ流しているのですが、その出口のところは、よく滝が凍った写真で見られるように、水の流れのごとく凍り付いています。

 日中ずっと氷点下の日もときどきありますが、犬たちも外で元気なんですね。たいしたものです。朝になるとごはんの残りが凍ってしまってますが、文句も言わずにまた食べてくれています。

 とは言え、昨年に比べると今年はまだ暖かい。雪も報道されているような日本海側程ではありません。20~30cmくらいが積もったりとけたり。例年だととける間もなく次々積もるので50~80cmくらいになるのですが。有り難いです。

 先日、研修で淡路の方に行ったのですが、まるで「春」。風は冷たかったですが、よく晴れてもちろん雪は全くなし。「ナントこの違い!!極楽や~」。そう思って、帰ってきて、千種町に入る頃から雪景色に変わっていきます。すると、いつも見慣れていた一面雪の景色。それが何だかとってもいい感じに見えたのです。

 何だか、すべてを包んでひっそりと静かに穏やかに、そんな白~い景色。「これもいいもんだなあ」と再確認。やっぱり、外には出てみるもんですね。日常気づかなかったことを再発見させてくれます。「この景色、都会から人をよべるなあ~」また来て見て下さい。




また、ぼたん雪が降ってきました。なかなかきれいなんですが、写真ではうまく撮れませんね。
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肉鶏たち
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82日令になりました。かなり肉付きが良くなってきました。

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これは卵の鶏、岡崎オウハン。殻がしっかりしたいい卵を産んでくれます。
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 ナウシカの谷の方へ  池澤夏樹(作家)

(「家庭画報」2011年11月号より)

 原発は恐ろしい。放射能は恐ろしい。

 それだけで原発を廃止する理由としては充分以上だとしよう。自分たちはともかく次の世代のことを考えたら、幼いときから脅威のもとで育てるわけにはいかない。

 しかし、今、原発が作っている電気が要らないとは言えないのだ。石油や天然ガスに頼るのも、一時的にはともかく長い目で見れば得策ではない。温暖化は避けなければならない。

 それならば風力や太陽光などの再生可能エネルギーに置き換えていけばいい、ということになる。いくら汲み出しても減らないのが「再生可能エネルギー」で、反対語は「枯渇性エネルギー」だ。石油もウランもいつかは尽きるのだ。

 しかし、本当に風まかせお天気まかせで充分な電気が得られるのか?この問いにきちんと答えないと話はセンチメンタルな夢想で終わってしまう。

 まず風はたっぷり吹いている。太陽もまぶしく照っている。潮汐も波浪も地熱も無限と言っていいほど量がある。

 しかし、この種のエネルギーは薄い。頼りなく広がっていて、中央集権的でない。小さな発電所を沢山作って集めなければとても足りない。海岸や屋根の至るところに風車の並ぶウィンド・ファーム、すべての屋根にソーラーパネル。

 そんなことできないと電力業界は言っている。でも、考えてほしい。消費の側では薄く広くが実現しているではないか。どの家にも電気が来ているではないか。こまめに作れば行き渡る。

 60年前、自動車は特権的な乗り物だった。わざわざ「自家用車」という言葉を作らなければならないほどだった。我々は自動車という産業を上手に健全に育て、今の便利な社会を作った。みんながその気になればテクノロジーはずいぶんなことをやってのける。そのためには、公開と競争は必須の条件で、それがなかったから原子力はとことん退廃した。

 僕は結局のところ、核エネルギーは人間の手に負えないと思っている。あんなものを何百基も造って何百年も安全に運転するというのは人間にできることではない。

 それに比べると、風と太陽を扱うのは昔から知られた技術だ。たくさん造って、効果を上げて、広い範囲を結んでお互いの間で融通しあう。今と同じようなじゃぶじゃぶ使いはできないかもしれないが、一戸ずつの暮らしは充分まかなえるだろう。

 今ここで方針を変えれば、20年後には我々はナウシカの谷に住んでいることだろう。

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 この号には、エネルギー自給に取り組む高知県檮原町や他の自治体の取り組みなども紹介されています。よかったらぜひご覧下さい。

水墨画の世界

家の前の山

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雑誌『現代農業』の記者がうちの鶏解体を取材に来られました。
(右から、家内、記者、娘、スタッフさん)
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